足がつる・こむら返りとは

「つる」とは筋肉がけいれんを起こしてしまうこと

何らかの原因で自分の意思とは関係なく、筋肉が突然けいれんを起こしてしまうことがあります。これが「つる」状態です。

 

「つる」とは、筋肉が突然けいれんを起こすことで強く収縮し、そのまま硬直して動かせなくなる状態です。強い痛みをともなうことが多いですが、おさまるまでは自分で動かすこともできず、どうすることも出来ません。

「つる」と「こむら返り」は同じ?

筋肉のけいれんは、特に足のふくらはぎに起こりやすいことが知られています。ふくらはぎがつった状態を「こむら返り」といいます

 

こむら返りが起きる場所はふくらはぎの腓腹筋

 

ふくらはぎは「腓腹筋(ひふくきん)」といい、外側頭(がいそくとう)とい内側頭(ないそくとう)の2つの筋肉でできていて、下の方はヒラメ筋と合わさる部分になります(※上図参照)。

 

こむらとは?

昔はふくらはぎを「腓(こむら)」と呼んでいたことから、主にふくらはぎがつった状態を「こむら返り」と呼ぶようになったとのこと。方言で「こぶらがえり」と呼ぶ地方もあるようです。

「つる」「こむら返り」はどこに起こる?

筋肉がつる場所はふくらはぎが最も多いようですが、全身・足・足の裏・足の指・足の甲・すね・太もも・お腹・背中・首・肩・腕)など様々なところで起こります。

 

こむら返りが起きやすい筋肉(腕頭骨筋、大胸筋、前脛骨筋、ヒラメ筋、梨状筋、腓腹筋)

 

特につりやすい筋肉は大胸筋(胸の筋肉)、腕頭骨筋(腕の筋肉)、梨状筋(お尻の筋肉)、腓腹筋(ふくらはぎ)、前脛骨筋(すねの筋肉)、ヒラメ筋(足の下の筋肉)です。

筋肉がけいれんする理由

筋肉には筋紡錘(きんぼうすい)と腱紡錘(けんぼうすい)という、伸び縮みをコントロールするセンサーのようなものがあります。

 

筋肉のけいれんは、何らかの原因で腱紡錘の働きが悪くなることで、筋肉の延び縮みを調整するバランスが崩ったときに起こります

 

縮んだ筋肉が異常に収縮を続けてしまうと足がつる・こむら返りが起きてしまうんです。

 

筋紡錘と腱紡錘のはたらき
  • 筋紡錘は、筋肉が伸びると、その長さを感知して脊髄に情報をおくる役割があります。

    【筋の伸びを感知】→【縮めの命令】→【のびすぎを防ぐ】

  • 腱紡錘は、筋肉が緊張(縮む)と腱が伸び、筋肉がゆるむと腱が縮むというメカニズムになっています。

    【筋のの収縮による伸びを感知】→【これ以上縮むなの命令】→【収縮しすぎを防ぐ】

 

筋紡錘と腱紡錘のメカニズム

 

筋紡錘と腱紡錘のしくみ


(画像出典:http://f-chiro.com/blog/2172/)

 

筋肉がのばされると、筋紡錘から脊髄に「これだけ筋肉が伸びた」という情報が伝わります。すると、「縮め」という指令が出され、腱紡錘が筋肉をゆるめて縮めます。